体育館では、63年の落成以降、体操やバスケットボール、剣道などのスポーツ大会や演奏会、演劇など多くのイベントが開催されてきました。最近では、明治維新150周年記念「肥前さが幕末維新博覧会」(維新博)が2018年3月から19年1月まで体育館をメイン会場に開催され、県内外から200万人を超える来場者がありました。ここでは、主な式典や大会、公演などをご紹介いたします。開催された主なイベント絢けん爛らん豪華な緞どんちょう帳 9場内では幕末維新期の佐賀の偉業を「技」「人」「志」とテーマごとにスポットを当てて最新映像技術で紹介。「志」の場では、リコーのIT技術による、葉っぱに見立てた“ことのは”がひらひらと舞った(2018年3月〜19年1月)維新博のメイン会場に落成1周年記念・日中親善バレーボール佐賀大会を祝し挨拶する市村 (1964年)1966年に松平康隆監督率いる全日本男子バレーボールチームが強化合宿を行い、オリンピック・メキシコ大会で銀メダルを獲得したことから、同体育館は男子バレーボールの聖地と呼ばれるようになった落成5周年記念式典で挨拶する市村(1968年)佐賀県政100年記念式典(1982年) 館内でひときわ目を引く正面ステージの豪華な緞帳は、 三愛会をはじめ理研光学、三愛石油、リコーカメラなどが落成記念として寄贈した。 布地も染色もドイツに注文した特製品で、なんと1700万円(現在の約6000万円)もしたと言われている。一面に光り輝く約1万個のスパンコールや落ち着いた淡いブルーの色調などはすべて幸恵夫人のデザイン。 現在、経年による退色等は見られるものの竣工時のまま残っている。 (写真は1983年に撮影したもの)TOPICS
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