市村記念体育館(旧佐賀県体育館)は建築から50年以上経過し、老朽化が進んでいること、またフロア面積が小さく競技会などを開催するのが難しいことなどから、佐賀県は2017年、スポーツ施設としての役割を終了する決定をしました。しかし、市村が体育館に託した深い思い、20世紀のモダニズム建築の代表的な建 物であること、県民たちに愛されてきたシンボル的建物であったことなどを鑑みた結果、独創的な外観はそのままで、用途を文化施設に変えて保存・活用する方針が示され、現在、次の活用方法が議論されています。 近い将来、新たな役割を担って姿を現し、再び県民の皆さんから愛される場となってくれることを心待ちにしたいと思います。次代へ向けて12三愛会、リコー三愛グループ関連の最近のイベント市村記念体育館の市村清の胸像設計者施工建築主寄贈者構造形式建築面積延床面積数階客席竣工所在地備考坂倉準三建築研究所大成建設佐賀県市村清RC造2,082m24,318m2地上4階、地下1階固定席820人、最大2,020人収容1963(昭和38)年3月佐賀県佐賀市城内2-1-35DOCOMOMO JAPAN モダン・ムーブメントの建築(2022年)市村記念体育館(旧佐賀県体育館)概要三愛会主催「第2回 市村清ゆかりの地を辿る 佐賀ツアー」開催三愛会九州支部主催「三愛プレゼンテーションフェアin佐賀」開催リコージャパン主催で業務改善のためのフェアやDXセミナー等が開催(2023年2月)三愛会では、市村清創業者顕彰活動の一環として、2020年に第1回を開催。新型コロナウイルスの影響で間が空いたが、23年2月に2回目を実施、1泊2日の日程で19人が参加して、佐賀市内と市村の生まれ育ったみやき町を巡った(2022年5月)会場にはリコー三愛グループ各社のブースが並び、集客イベントやオンラインセミナー、サガテレビによる会場中継などが行われた(2023年11月)リコージャパン佐賀支社などが主催してDX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)に関する最新機器や事例を紹介するフェアを開催、約40社が製品を紹介するブースを設置した
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