三愛会会誌 172
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山下新会長に、会長就任にあたっての思いや好きな言葉、さらに趣味など、プライベートについても伺いました。の思いをお聞かせください。山下新会長に聞く・・・今の思い、好きな言葉、趣味 etc——「三愛会」や「創業者・市村清」について——「好きな言葉」を教えてください。——趣味は何ですか。メッセージをお願いいたします。——休日はどのように過ごされますか。——最後に、リコー三愛グループの社員へのリコーの社長に就任した後に、改めて創業者・市村清の考え方や行動力について多くの書物や逸話から学び直し、尊敬の念が高まりました。今でも、経営課題に直面した時に、市村さんだったらどうするだろうかと自問自答することがあります。私にとっての判断のよりどころでもあります。 「そこの障子を開けてみよ う豊田佐吉翁の言葉です。外は広いぞ」とい私なりにこの言葉をどう理解しているかをお話しすると、まず一つ目は、実際にチャレンジすること、自ら経験をすることが大切であり『一流への唯一の道である』と考えています。若い頃からローテーションされることが多く苦労の連続でしたが、今となっては大変に感謝しています。もう一つは、【心の中の障子】を開けるという意味です。いわゆる自分の価値観や知見を広げることが自らの成長につながると考えています。ぜひ皆さんにも多方面に興味を広げて、多くの経験を積んでいただければと思います。米国駐在時代の知人からの紹介がきっかけで、7年ほど前から「小唄」をやっています。昨年3月、春日会で名取になりました。芸名は「春かすが日豊とよ花はな翔しょ」うです。もともと野球やゴルフ、マラソンなどスポーツの趣味が多く、知人に「文化的な趣味も」と勧められるまま教室を訪れ、凛とした佇まいで朗々と歌い上げる師匠の姿に粋を感じて、それ以来のめり込みました。犬の散歩をしたり、友人を自宅に招待してピザ窯でピザを焼いたり、BBQをしたり、厚さ9ミリの鉄板でお好み焼きを振る舞ったりして楽しんでいます。また、シーズン中はリコーブラックラムズ東京やPFUブルーキャッツの応援観戦にも行っています。改めまして、三愛会会長の山下です。挨拶でも申し上げましたが、三愛会は今から80年前にさかのぼる1944年にその前身である「自蹊会」として設立され、46年に「三愛会」と改称しました。以来、リコー三愛グループにおいては、各社が切磋琢磨しながら大きな成功を収めてきました。これは私たちの誇りであり、今後もそうあり続けたいと強く思っています。市村清が唱えた三愛精神は、現代を生きる私たちにとって、改めて学ぶべき教訓とも言えます。一人ひとりが三愛精神を実践し、さらなる飛躍を遂げていただきたいと強く思っています。三愛会では、そのための情報やイベント等の機会の提供を役割として今後も務めてまいります。3上記以外の主な活動2017年 4月 市村自然塾 関東 総合塾長(現在)2018年 6月 ㈱サガテレビ 社外取締役(現在)2021年 4月 公益社団法人経済同友会 副代表幹事(現在)2021年10月 JCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)       共同代表(現在)2022年 1月 令和臨調 第三部会 国土構想 委員 (現在)2022年 6月 公益社団法人市村清新技術財団 理事 (現在)2023年 6月 地方分権改革有識者会議 議員(現在)山下良則(やました・よしのり)会長 略歴1980年 4月 ㈱リコー入社1995年 2月 Ricoh UK Products Ltd. (英国)       Business Planning Division Manager2008年 4月 Ricoh Electronics, Inc. (米国)社長2010年 4月 ㈱リコー グループ執行役員2011年 4月 同社 常務執行役員/総合経営企画室長2012年 6月 同社 取締役/専務執行役員2014年 4月 同社 ビジネスソリューションズ事業本部長2016年 6月 同社 副社長執行役員2017年 4月 同社 代表取締役(現在)/社長執行役員/ CEO2023年 4月 同社 会長(現在)2023年 7月 三愛会会長(現在)            

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