三愛会会誌 No.175
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13リコーの入社式の模様(新入社員の皆さん、役員の方々とラムまる) 長崎事業所開所式の様子テープカットを行う RITS 野水泰之社長(中央)ライスレジンのコメ由来プラスチックで作ったラグビー部のうちわ 4 月 1 日、リコーグループ各社で入社式が開催され、グループ全体で 507 人の新しい仲間を迎えました。 リコーでは、山下良則会長、大山晃社長が新入社員の皆さん一人ひとりと言葉を交わして社章を授与。経営層との座談会(テーマトーク)や、ラグビーボールを使い同期との「TEAMWORK」を高めるゲームなど、趣向を凝らした入社式が本社事業所(東京都大田区)で行われました。 グループ最多となる 254 人の新入社員が全国から一堂に集まったのはリコージャパン。今年のテーマは「ワクワク」ということで、第 1 部の式典から例年以上にカジュアルな雰囲気で進行し、第 2 部では同期同士の交流ワークで盛り上がりました。リコー IT ソリューションズでは、先輩社員からのウエルカムメッセージや若手社員からデザイン案を募集したフォトプロップス(写真撮影の際に使用する小道具)が入社式を盛り上げました。 リコー IT ソリューションズ(以下、RITS)は、4 月 1 日に 8 拠点目となる長崎事業所を開設。4 月 3 日に関係者を招いた開所式が執り行われ、その様子は、長崎県の新聞やニュースでも取り上げられました。 開設準備から約 2 年、本格的に始動した長崎事業所の 6 月時点での在籍社員は 13 人ですが、今後は新卒やキャリア採用を積極的に進め、2029 年までに 55 人体制にしていく予定です。 開所式で野水泰之社長は、「リコーらしいデジタルサービスの創造を、九州から日本全国、さらには世界へと羽ばたかせることを目指し、IT 人材を多く輩出している長崎に事業所を開設しました。今後は、さまざまな文化が融合するこの長崎県内の大学や企業と連携・協業し、RITS 長崎事業所を、AI 技術を主軸とした新たなデジタルサービスの開発・提供を担う拠点として発展させていきたいと考えています」と挨拶しました。 4 月 18 日発行の日刊工業新聞で、リコーグループの「サプライヤーダイバシティー(SD)」の取り組みが紹介されました。  リコーグループは、企業所有者の多様性を基準に調達する「サプライヤーダイバシティー」を 2025 年から開始。通常の調達活動を通じて、社会的弱者となりがちなマイノリティー(少数派)の支援や過疎地の経済に貢献するとともに、従来とは異なる基準で選んだ企業との取引により、リコーグループとしても新たな価値を社内に取り込む狙いがあります。「サプライヤーダイバシティー」発祥の米国では女性や障がい者、人種・少数民族、LGBTQ(性的少数者)などが所有する企業が該当します。今回の取り組みによって新規取引が生まれている一方で、その認知度が課題になっています。日本国内では外資系の日本支社が進めるくらいで、日本企業の事例は少ないと思われます。中小企業や地域経済の支援にもつながるため、リコーグループの活動による認知度向上と他社への広がりが期待されています。リコーグループリコー IT ソリューションズリコーグループ2025 年度入社式を開催、グループ全体で 507 人が仲間入り  8 拠点目となる長崎事業所を開設サプライヤーダイバシティーの取り組みが日刊工業新聞で紹介されましたGroup Information

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