清□□□恵□庵佐□□星□□醤□□油□昭和初期、4代目吉村吉□□□郎□氏は醤油醸造元を営むかたわら「吉村商会」として富国徴兵保険代理店や理研感光紙九州総代理店を兼業していました(当時、吉郎氏の実妹・黒田チカ氏〈日本初の女性理学士〉が理化学研究所の研究員だった関係で、吉村商会が理研感光紙の九州総代理店をしていた)。その縁で、市村は保険の外交員時代に吉郎氏と知り合い、後に理研感光紙代理店の権利を譲り受けることになります。佐星醤油のレトロモダンな建物は佐賀市都市景観賞に選ばれました。展示パネルを使って歴史などを説明してくださった吉村英夫取締役は、「リコー三愛グループの歴史が市村さんが理研感光紙の権利を譲り受けたことから始まったとすれば、市村さんと吉村吉郎の出会いはもちろんのこと、黒田チカの存在も極めて大きかった」と力説されました。ちなみに、吉郎氏が理事長を務めていた「佐賀市瓦斯購買利用組合」(1931年設立)は、現在の「佐賀ガス」の前身だそうで、より一層縁の深さに驚きました。□市村記念体育館は、市村さんの当時の想いが一番伝わってくるように感じました。□体育館の斬新なデザインや、当時莫大な費用がかかったであろう施設を寄贈したということでとても誇らしく感じました。□市村清先生がただ寄贈しただけでなく未来も見据えて建築物を造り、佐賀の皆さんへ貢献していたことが本ツアーで学ぶことができました。三愛会として市村記念体育館リニューアルを支援することも必要では?と感じました。□市村記念体育館は、歴史と外観の美しさ、古くても味があってよかったです。(リコーG)□市村記念体育館のユニークな設計と今でも通じる利用者への配慮等、チャレンジ精神とお客様(利用者)に寄り添った対応が感じられました。□訪問した先々で、市村清に関する歴史や苦労話を聞けたことが印象に残っています。市村が寄贈した体育館には圧倒されました。□市村記念体育館は、普段は入れないところも見学できたのが印象に残りました。□サガテレビさんは、スタジオ等を見せてもらえると思っていたので、ちょっと残念でした。しかし清恵庵から見た風景や八幡宮の宮司さんのお話はとても良かったです。初参加でしたが、貴重な体験や市村さんのことをたくさん知ることができて勉強になりました。(SBSリコーロジスティクスG)□清恵庵は素晴らしい建物で、誰もが利用できるように維持されていることに感銘を受けました。また、体育館は説明いただいた方の市村清に対する尊敬と愛情を感じ、胸を打たれました。当時の最先端技術を用いて建てられていることが随所から伝わり、市村清の偉大さを感じることができました。生家跡地は山下会長がおっしゃられた通り、背筋がピンっと伸びる気持ちがいたしました。リコーの聖地だと思います。(リコーリースG)(リコーリースG)(リコーG)(リコーG)(リコーG)(三愛オブリG)(リコーリースG)6 市村幸恵夫人寄贈の茶室「清恵庵」は現在、佐賀県立博物館が管理しています。案内してくださった学芸課の渡□□□部□芳久さんによれば、この茶室は茶室建築の第一人者・堀口捨己氏の遺作として、また一般に開放され使用できる氏の唯一の作品としても貴重なものだそうです。窓を開けると目の前に緑豊かなハス池が広がっており、その景観も作品の一部と聞いて、茶室の素晴らしさをより深く体感できました。茶室 清恵庵 1973 年、市村の遺志により幸恵夫人が佐賀県に寄贈。設計は日本近代の茶室建築の第一人者・堀口捨己氏。四季折々の景観との調和も計算された貴重な建築遺産。佐星醤油 1897(明治 30)年創業の老舗醤油醸造元。4 代目・吉村吉郎氏は「吉村商会」として富国徴兵保険の代理店や理研感光紙の九州総代理店を兼業しており、その縁で保険の外交員だった市村と出会う。計算された茶室の作りに感心する皆さん佐賀県立博物館 学芸課の渡部さんパネルを使って説明される佐星醤油の吉村取締役理研感光紙の保存缶(左、昭和 3 〜4年頃のもの)、右は焼酎瓶
元のページ ../index.html#8