会誌
すくらっぷ帖
Past feature articles
三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。
三愛会会誌79号(1975年発行)
新年あけましておめでとうございます。2026年は60年に一度巡ってくる“丙午”の年。情熱や勢いが高まりエネルギーに満ちあふれる一年になると言われています。また、2月からはミラノ・コルティナ冬季オリンピック、6月にはサッカーのワールドカップ開催など世界的なスポーツイベントが重なる年でもあります。
1975年に発行された79号の“記録に挑戦する人シリーズ”では、スキージャンプ選手として1972年札幌オリンピックで日本人初の金メダルを獲得した笠谷幸生さんと社員たちによる“飛ぶ”ことをテーマとしたインタビュー記事が掲載されています。
今年は皆さまにとって飛躍する一年となりますように…。
79号は『人間教育を考える』という特集で、各社の教育担当の方々による座談会や、今の学校教育についてのインタビューなどを紹介しているよ。
ここでは『飛ぶ人』である笠谷さんに、飛ぶことに終始した内容のインタビューを掲載しているんだよ。笠谷選手の飛行姿勢は、研究をし尽くした結果得たもので、空中で口を開けているように見える独特なジャンプスタイルなんだ。
何かやってやろうとか、勝とうと思って飛ぶと体がうまく働かない。頭の中はからっぽの状態で飛ぶ方が良い結果が出るそうだよ。だけど、笠谷さんほどの選手でも“無念無想”になるのはなかなか難しいって。
飛ぶことへの恐怖心は無いそうだけど、ボクたちからするとあんなに高いところからスキー板だけで飛ぶなんて人間技とは思えないね!
空気に逆らわず、空気に“挟まる”ようにしながら落ちることが出来るかどうかがうまいと下手の境目なんだって。
そうはいっても、当日の天候や自身のコンディションは常に違うからいつでもうまく“飛ぶ”のは相当難しいことなんだろうね。でも、水泳の飛び込みは足がすくんじゃうから苦手だという所がまた人間らしくていいね!
札幌オリンピックでどうして勝てたのか、それは周りの方々が場を与えていただいたという感謝の気持ちだけだそうだよ。みんなに支えられて金メダルを獲得することができたんだって。この控えめな姿勢も大事なことなんだろうね。
今年の2月に開催される冬季オリンピックでは何個のメダルが獲得できるのか楽しみだね!