会誌
すくらっぷ帖

Past feature articles

三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。

三愛会会誌104号(1991年発行)

今年は市村清の生誕125年という節目の年です。三愛会ではそれを記念して、ホームページに特設サイトを設けるなどの施策を展開しています。その一環として、6月に市村の故郷佐賀のゆかりの地を巡るツアーを開催しました。(“今月の市村清”の『生誕125年記念 故郷佐賀ツアー』で紹介しています)
ツアーでは、佐賀県みやき町にある市村が通った北茂安小学校にも訪問し、廊下に展示されている市村清コーナーや、体育館入り口の「北茂安が生んだ大先輩市村清」と題した展示コーナーを見学しました。1991年に体育館に展示コーナーが設置された様子は、三愛会会誌104号の『市村清物語』で紹介されています。

104号PDF版(抜粋)を閲覧する(PDF 4.4 MB)

104号が発行された12月は椿が旬を迎える時期。表紙の椿もキレイに咲いてるね!今号の特集は『つくる』。何かを“つくっている”という仲間たちによる座談会では、野菜を作る、プラモデルや人形を作る、はたまた音楽を作ったり、体力作りだったり…。いろんな観点から楽しい話が聞ける内容になってるよ。

ボクは何か故郷・佐賀への恩返しにと、通っていた佐賀県みやき町(当時の北茂安村)の小学校に講堂を寄贈したんだ。村の人たちはとても喜んでくれて盛大に落成式や祝賀会を開いてくれて、それはそれは大賑わいだったよ。それから30余年の歳月が経って、老朽化のため1991年に建て替えられたんだけど、地元の人たちがボクの功績を後世まで残したいと言ってくれて、「北茂安が生んだ大先輩市村清」と題された展示コーナーが入り口に作られたんだ。この時はリコー、三愛不動産等の会員会社も協力してくれたんだよ。

現在も、体育館の入り口には「北茂安が生んだ大先輩市村清」の展示コーナーが設置されています。市村の功績を子どもたちにも分かりやすく伝えたいとの思いから、会誌102号に掲載された“マンガで描く市村清の生涯”も一緒に展示されています。体育館では市村の実弟・茂人氏が寄贈した豪華な緞帳が今も使われています。