会誌
すくらっぷ帖

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三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。

三愛会会誌40号(1962年発行)

市村清が1952年に創業した三愛石油は、新たな事業領域への挑戦を目指し、今年4月に“三愛オブリ”へ社名変更。6月9日で創立70周年を迎えました。
1962年に発行された40号では、三愛石油10周年にあたり『創業の精神に還れ』とした市村からのメッセージが掲載されています。今回は、当時の羽田営業所と東京国際空港の様子とともにご紹介いたします。

40号PDF版(抜粋)を閲覧する(PDF 10.4 MB)

この表紙は、理研光学工業(現・リコー)の社員
の方によるデザインだよ。
「ゆがんだ一つの環。それは虚無をあらわすゼロでは
ありません。新しい未来への出発を意味する0(ゼ
ロ)です。。。」
なんだかとっても深い意味を感じるね!

飛躍的に発展している航空業界において、幾多の困難を乗り越えながら働いてくれている社員の皆には感謝しかないよ!だけど、現状に甘んじて満足してしまうのではなく、難事であっても積極的に打開していく社員になってほしいというのがボクの願いでもあり、“創業の精神”なんだ。

ボクは過去の経験から『人は創意と工夫を凝らしさえすれば仕事でも格段の成績をあげられる』と実感しているんだ。この努力を惜しまない人は必ず目的以上のことを成し遂げられると信じているよ。社員の皆には、立派な社会人として社会性豊かで、誰からも尊敬され慕われる人間になってほしいと思っているんだ。そのための努力はボクも惜しまないよ!

今から60年前、飛躍の10年を迎えた三愛石油の羽田営業所と東京国際空港の様子。空地も目立つしまだまだ発展途中だというのがよく分かるね。

今日のひとこと
〜市村清の訓え〜


今日のひとこと 〜市村清の訓え〜