会誌
すくらっぷ帖

Past feature articles

三愛会の機関誌として1954年に創刊した三愛会会誌。創業者・市村清の思想をはじめ、会員会社の動向や社員同士のコミュニケーションツールとして発行されてきました。
「会誌すくらっぷ帖」では、今までに会誌に掲載した記事の中で、特に人気の高かったものや、発行時の時代を反映した興味深い記事を厳選して紹介していきます。

三愛会会誌82号(1977年発行)

今年も12月から“愛の手募金”の強化月間が始まります。
1976年7月、三愛会会誌創刊30周年を記念してリコー三愛グループ社員とそのご家族から“わが子にあたえる手作りの童話”を募集し、選考の結果選ばれた作品に絵本画家の山中冬児さんの挿絵を付けて、77年4月発行の82号で発表しました。
どれも“あたたかいお話”ばかりですので、小さなお子さんがいらっしゃる方はぜひ一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

82号PDF版(抜粋)を閲覧する(PDF 12.7 MB)

表紙は、リコーカメラを作っている台湾理光の社員の皆さん。
1月だというのに、大きなヤシの木の緑が青々としていて、これくらいの軽装でも十分過ごしやすいんだって。台湾にはほかにもマンゴーなどの南国の木々の並木道もたくさんあるんだよ!

この応募に、リコー三愛グループ会員会社のご家族からたくさんの力作が寄せられたんだって!いくつか掲載されたんだけど、その中から独創的なお話を3編紹介するね。選考は、童話作家の方と幼稚園のベテラン保母さんにお願いしたんだ。お話の内容や構成がしっかりしているかどうか、子どもたちでも分かりやすいかどうか、そんな点を基準に選んだんだろうね。ボクが読んでもすごく楽しかったよ!どの作品もとてもほっこりするし、ちゃんとオチもあって面白い!おばあさんの作った“おおきなパン”は、ボクも食べたくなっちゃった!

母から子へ絵本を読み聞かせることで、小さな子どもは母親からの愛情を感じるんだそうです。眠れない夜などに母親が絵本を読み聞かせてくれた思い出は皆さんにもあるのではないでしょうか?
今回ご紹介した作品は、どれも作者の優しい気持ちもこもっているし、そこに山中さんのふんわり優しい雰囲気の挿絵がとてもマッチしていて、40年以上経った今でも子どもたちの心に響くと思います。

今日のひとこと
〜市村清の訓え〜


今日のひとこと 〜市村清の訓え〜